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概要
デザインスクールSHElikesの課題で、雑誌の冬アイテム特集バナー制作に取り組み、写真違いで2パターンのバナーを制作しました。
使用ツール:Photoshop
制作時間 :2パターン、計45時間
製作時期 :2023年2月
制作目的 | 雑誌の冬アイテム特集バナー |
ターゲット | ・寒い冬を乗り越えられるあったかアイテムが欲しい人 ・あったかアイテムに興味はあるが具体的に欲しいアイテムが思いついていない人 |
サイズ | 1280 × 670 px |
必要な要素 | ・冬のあったかアイテム特集 ・サービス名のロゴ |
遷移先 | SHEmagazineのWebコンテンツページ |
方向性イメージ | ・冬限定の題材を取り扱うことが分かるバナーにしたい ・冬のアイテムを具体的にイメージできるような写真を入れたい ・冬を感じられる素材やモチーフを入れたい ・ほっとする温かさが伝わる雰囲気にしたい |
指定条件 | ・冬のアイテムを1点以上入れる(人物の有無は問わず) ・冬のモチーフ(雪の結晶や雪など)を1点以上入れる ・ロゴの色はデザインに合わせて変更可能 |
1~3の内容は両パターン共通。4・5はパターンごとに異なります。
1.文字に雪のモチーフを重ねて視線誘導
コピーの「冬の」の後ろに大きな雪のモチーフを重ねることで、視線誘導を図りました。
2.じんわり温かみのある文字
文字通り「あったか」さを目で感じられるように、フォントは太めの丸ゴシック体。文字の後ろにソフト円ブラシ+赤みのあるオレンジ~オレンジのグラデーションで、体の内側からのじんわりとした温かさを表現しました。文字のあしらいを「あったか」のみに施し、コピーの周りに充分な余白を設けることで、コピーを目立たせました。
3.さり気ない雪のモチーフ
雪のモチーフは不透明度を調整して、さり気なく配置することで、要件の「冬のモチーフを入れる」と「ほっとする温かさが伝わる雰囲気」を両立しました。
4.あったかアイテムが想像できる写真
Aパターン
冬らしいチェック柄のストールを巻いた温かそうな女性の写真を選定して、実際に「あったかアイテム」で温まっているシーンを想像できるようにしました。写真には木材のテーブルと壁が写っていることで、木の温かみも感じられます。
Bパターン
ニットアイテムの写真を選び、どのようなアイテムの特集かを具体的にイメージできるようにしました。
5.ふんわり温かみのある背景
Aパターン
閉塞感が出ないように、女性の目線の先は空間になるようにしました。その際、背景写真をバナーサイズまで拡張できなかったため、左端から中心にかけて、ピンクっぽいグレー~透明のグラデーションを施し、ぽかぽかとあたたかい空気感を表現しました。
写真の中心にある黒い柱がバナーの温かい世界観を邪魔しないよう、グラデーションの濃淡を調整しました。
Bパターン
素材画像の背景を拡張し、オレンジの温かみを感じられる色合いに調整しました。背景とアイテム写真は同じ1枚の画像のため、背景色と同じフィルターをアイテム画像にもかけると白飛びしてしまいます(画像1)。そのため、アイテム部分のみ切り取り、別途フィルターをかけました(画像2)。
ブラシ+グラデーションで、光彩とは違った印象の温かみを表現できる
ソフト円ブラシ+グラデーションオーバーレイで、光彩を使うよりもじんわりとした表現ができることを学びました。
視線の先は空間にして、閉塞感をなくす
視線の先に背景の切り替えなどがあると、デザインに閉塞感をもたらすことを学びました。
写真選びでイメージが大きく変わる
基本のあしらいは同じでも、女性の写真を選んだAパターンと、アイテムのみの写真を選んだBパターンでは、バナーが与える印象が異なることを学びました。Aパターンはあったかアイテムを実際に使うシーンを彷彿させます。一方、Bパターンは、よりアイテム自体にフォーカスした印象を与えます。